プレスリリース
ハスラボ代表濱田が、都立国分寺高校SS探究部にて出張授業を実施しました

ハスラボが伝える「食品ロス」と「アップサイクル」のいま——ぶんじカレーへの素材提供も検討へ
株式会社ハスラボ(茨城県土浦市)は2025年7月、東京都立国分寺高校のSS探究部にて出張授業を実施しました。生徒たちが進める地域連携型の探究活動「ぶんじカレー」プロジェクトに関連し、食品ロスやアップサイクルの現状、同社の取り組みについて講義。今後はハスラボの廃棄レンコンや廃棄レンコンパウダー「HASKO」の提供を視野に入れ、生徒たちのレシピ開発への応用が検討されています。
探究学習の現場に”リアルな社会課題”を届ける
都立国分寺高校SS探究部は、社会や生活に根差したテーマをもとに、主体的に学びを深めていく探究活動を展開しています。今回ハスラボが実施した出張授業では、規格外野菜の廃棄問題や、それらを活用するアップサイクルの取り組みについて具体的な事例とともに紹介しました。

特に、生産過程で廃棄されてしまうレンコンを粉末加工した自社商品「HASKO(ハスコ)」の開発ストーリーは、生徒たちにとって”課題を価値に変える視点”を学ぶ機会となりました。企業と地域、生産者が連携して社会課題に向き合う仕組みについても共有しました。
高校生の探究と企業の知見が交差する場に
SS探究部が現在取り組んでいる「ぶんじカレー」は、食という身近なテーマを通して探究を深める実践型プロジェクトです。地域の課題をカレーに込め、生徒自身が考案するオリジナルレシピの開発を目指しています。
当日は高校生たちからも多くの質問が飛び交い、「味や栄養への影響は?」「どんな料理に使えるのか?」「ぶんじカレーに合う可能性は?」といった探究心あふれる意見が寄せられました。
今後、ハスラボは「HASKO」や廃棄レンコン素材を試験的に提供することを検討しており、高校生たちが実際の食材に触れながらレシピ開発を進めることも視野に入れています。地域とつながる探究活動を”実社会につなぐ”ステップとして、企業と学校のゆるやかな連携が始まりました。
ぶんじカレープロジェクトについて
国分寺高校SS探究部が取り組む「ぶんじカレー」は、地域の食材や文化、SDGs視点を取り入れた”探究型カレー開発プロジェクト”詳しくは以下の記事もご覧ください。
▶ SDGs ACADEMIA掲載記事:https://sdgs.ac/news/11506.html
探究学習の”社会実装”を支えるハスラボの取り組み
ハスラボでは、食品ロス削減や地域循環を目的としたアップサイクル食品の開発と並行して、教育現場への出張授業を全国で展開しています。素材や課題を”知識”としてだけでなく、”自ら扱う材料”として高校生に届けることで、探究の深まりと社会との接点を生む活動を続けています。
今回の都立国分寺高校での授業も、学びの先に”誰かの役に立つ”という実感を持ってもらうきっかけとなりました。
今後の展望
今回の出張授業をきっかけに、探究学習と社会実装の架け橋を目指す取り組みが始まりました。ハスラボは今後も、生徒たちの学びを支える素材提供や伴走型支援を通じて、「学びが社会につながる瞬間」をサポートしていきます。
■代表社員プロフィール
1993年生まれ。幼少期から大学まで本格的に野球に打ち込み、結婚を機に婿養子として茨城県土浦市のレンコン農家へ。レンコンの生産に従事し、農家として10年目を迎える。農業の現場で感じた、形が不揃いなだけで廃棄される「規格外野菜」の多さと、背景にある構造的な課題。農家自身が動くことの大切さを実感する。この想いを原動力に、農家発のベンチャー「ハスラボ」の理念に共感して参画。現在は合同会社ハスラボの代表社員として、「食べられるすべてを価値あるものへ」というミッションのもと、規格外レンコンのアップサイクルに取り組みながら、持続可能な農業の未来を見据えた挑戦を続けている。
◼︎合同会社ハスラボとは
ハスラボは、茨城県土浦市のレンコン農家が立ち上げた農業ベンチャーです。
日本一のレンコン産地である一方、形やサイズを理由に廃棄されてきた規格外レンコンの課題に向き合い、2022年より無添加レンコンパウダー「HASKO」の開発を開始。これまでに累計38トンの規格外レンコンを有効活用してきました。
私たちは、“食べられるすべてを価値のあるものへ”をミッションに、持続可能な農業と健康的な食生活の実現を目指しています。
会社名 :合同会社ハスラボ
代表 :代表社員 濱田 雄太
所在地 :茨城県土浦市桜ヶ丘町11-16
設立 :2022年8月